2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

発信力よりも消化力 〜日本語が亡びるとき〜

水村美苗『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読んだ。むちゃくちゃ刺激を受けた。本書が重要な本であることは間違いがないと私は思う。日本語や小説に興味のある人だけではなく、言葉を使うことを生業にする人、現代日本において日本語かあるいは西洋…

女性にとっての初恋というもの 〜パーマネント野ばら〜

シネセゾン渋谷で『パーマネント野ばら』を観てきた。すばらしい名作だと思う。原作は西原理恵子、監督は吉田大八。泣いた。電車の中で映画のシーンを思い出し、また泣いた。 ★以下、ネタばれ注意です。この映画を観ようと思っている方は、まず映画を観てく…